エレクトーン 右手のテクニック編 連打を上手に弾く練習

エレクトーンが上手に弾けるようになりたいけど、右手があまりよく動かなくてメロディーが弾けないと悩んではいませんか?
エレクトーン演奏の上達を目指すには、表現豊かに演奏することも大事だけど、やはり基本的なテクニックを身に着けることが大事ですね。
そこで、今回は右手の基本的なテクニックをしっかりマスターして、右手の動きをスムーズにしましょう。

右手のメロディーを連打するテクニック

前回は、右手のメロディーのアーティキュレーションについて基礎を学びました。
レガートやスタッカート、テヌートなど音楽にはいろんな表現方法があります。
今回は、それよりも一歩進んだ感じで、右手のメロディーを連打するテクニックについてマスターしましょう。

連打とはどんな弾き方?

「連打」とは読んで字の如く連続して鍵盤を弾くことを言います。ピアノを習っている人なら、ツェルニーの練習曲などの本で、すでに経験済みの人も多いのではないでしょうか。
連打というと、なんだか難しいテクニックをイメージするかもしれませんね。
わかりやすく言えば、キツツキが木に止まって同じ箇所をコンコン・・と何度も軽く叩くようなイメージです。
そう考えたら、「なるほど~・簡単そう。」と安心ですよね。

3拍子で右手の連打の練習

今回、右手で弾く音は、上鍵盤の1オクターブ1のド・レ・ミ・ファ・ソの5音です。
楽譜は4分の3拍子、1小節の中に四分音符が3つ入る長さ、テンポをとる時は「1・2・3・1・2・3・・」です。

【1】上鍵盤にピアノまたはエレピなど減衰音の音色を設定しましょう。
※今回は、音を伸ばす練習ではなく連打なので、ストリングスなどフワッと伸びる音は不向きです。
【2】右手のメロディーを弾く前に、1小節分「1・2・3」とカウントをとり、1小節目から弾きます。ド・ド・ド / レ・レ・レ / ミ・ミ・ミ・・を右手の3の指(中指)・2の指 (人差し指)・1の指 (親指) の順に連打します。
連打する時にできるだけ手首をあまり動かさないようにしましょう。
あくまでも指を軽く移動させて連打するイメージです。
【3】楽譜の最初から最後まで、全部で3回繰り返して演奏します。
・1回目はできるだけレガートでなめらかに弾きましょう。
・2回目はスタッカートでリズミカルに軽快に跳ねるイメージで演奏しましょう。
・3回目はスタッカートよりも鋭くて短いスタッカティシモで演奏しましょう。

ワルツのリズムに合わせて弾いてみよう

連打の弾き方ができるようになったら、今度はワルツのリズムに合わせて弾いてみましょう。
【1】上鍵盤の左側のリズムの中からワルツ (WALTZ)、その中からワルツ1のリズムを選択します。
【1】テンポのつまみを動かして120に合わせましょう。
【2】イントロ・エンディングのボタンを押しながらリズムスタートボタンを押して1小節分のカウントが鳴った後に楽譜通りに演奏します。
【3】曲の終わりは、フットスイッチを左に動かしてリズムを止めます。

音符のリズムにバリエーションをつけて演奏しよう

ここまで弾けるようになったら、右手のメロディーに変化をつけて演奏しましょう。
バリエーションA・B・Cの3つのパターンで弾いてみましょう。
この3つのバリエーションでは、リズムに合わせて指替えにも変化をつけて弾く練習です。

・Aは、タン・タタ・タン / タン・タタ・タン・・指替えは 1 32 1 1 321 ・・です。
・Bはタン・タタタ・タン / タン・タタタ・タン 楽譜が少し難しいですが、ここで初めて3連符が登場します。
指替えは、1 321 2 1 321 2・・
四分音符1つの中に8分音符が3つ入っていますが、これを1カウントでタタタというリズムになります。
・Cは、タン・タッカ・タン / タン・タッカ・タン 
指替えはAのパターンと同様に 1 32 1 1 321 ・・です。
「タッカ」の部分は、軽くスキップしているイメージです。
Cのパターンでワルツのリズムを入れて弾く時は、ワルツ1では合いません。
タッカタッカのリズムはジャズワルツに近い感じなので、ここではジャズワルツの中からジャズワルツのリズムを選びます。

右手の連打トレーニングの3つの重要ポイントは?

今回の右手のメロディーを連打するトレーニングの重要ポイントは次の3つです。
・指替えをスムーズにすること
・リズムにバリエーションをつけて弾けるようになること
・ワルツのリズムに合わせて一定のテンポ感を保って演奏できるようにすること

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