エレクトーン初心者は、ベース鍵盤を踏むことに慣れるまでに時間がかかります。
そこで、エレクトーンのベース鍵盤を使ってトレーニングしながらエクササイズにチャレンジしてはいかがでしょうか。
ベースが上手に踏めるようになり、ダイエットの効果も得られる、まさに一石二鳥です。
ベースの基本の弾き方で簡単エクササイズ・トレーニング
まずはベース鍵盤の位置をしっかり覚えましょう。
ベース鍵盤のもっとも左側にある下の「ド」から1オクターブ上の「ソ」まで踏みましょう。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ」の長いベース鍵盤を足のつま先で1音ずつゆっくりと踏みます。
エレクトーンの古い機種をお持ちの方は、下の「ド」から1オクターブ上の「ド」までのベース鍵盤を踏みましょう。
足のつま先・おもに親指の部分でベースを踏みます。上の写真の青いラインの位置でベースを踏みます。
上の「ソ」または「ド」までたどり着いたら、1音ずつ下に下がっていきます。
これを1セットにして、何度か繰り返してみましょう。
慣れてきたら、テンポを少し速めて同じ動作を何度も繰り返してみましょう。
ベースの位置がどこなのか、慣れないうちはつい下鍵盤を見ながら踏んでしまうこともあります。
ベース鍵盤を見ないようにして、何度も踏んでみる、これを繰り返していけば自然に体でベースの位置を覚えられます。
ベース鍵盤を全部使うエクササイズでトレーニング
次は少しレベルアップしたベースのエクササイズです。
さきほどは長いベース鍵盤のみ使いました。
今度は「ド#」「レ#」「ファ#」「ソ#」「ラ#」の5つの短いベース鍵盤 (黒鍵) もすべて使います。
ベース鍵盤の下の「ド」から上の「ソ」または「ド」まで、半音ずつ上がる練習です。
下から「ド」「ド#」「レ」「レ#」「ミ」「ファ」「ファ」「ファ#」「ソ」「ソ#」「ラ」「ラ#」「シ」「ド」の順に進みます。
実際に長い鍵盤と短い鍵盤を踏んでみると、何は違和感がありませんか?
足のつま先で踏むと足をその都度、短い鍵盤まで移動させないといけません。
エレクトーンプレーヤーのライブに行くと、ベースの全音と半音を続けて踏む時は、足のかかととつま先を上手く使い分けています。
そこで、ベース鍵盤のトレーニングでも、足のつま先とかかとを使ってみましょう。
このような弾き方をトゥ・ヒール弾き(かかと弾き)と呼ぶこともあります。
「ド」「レ」など長い鍵盤を踏む時はかかとで踏み、「ド#」「レ#」など短い鍵盤を踏む時は、つま先で踏みます。
これを交互に踏むと、
「ド」かかと・「ド#」つま先・「レ」かかと・「レ#」つま先で踏みます。
「ミ」「ファ」「シ」「ド」の間には半音がありません。
「レ#」から「ミ」に動く時は、つま先を自然に「ミ」に下ろします。「ファ」はかかとで踏みます。
「ラ#」から「シ」に移動する時も同様にしてみましょう。写真のベース鍵盤の赤い色がかかと、青い色がつま先で弾く音です。
最初はゆっくりから始めて慣れてきたら、テンポを上げてみましょう。
エレクトーンにはリズムとテンポの機能がついているので、これを活用すると良いですね。
8ビートの中から好きなリズムを選んでみましょう。
最初はテンポ80程度にして、リズムスタートのボタンを押して、8ビートに合わせてベースを動かしてみましょう。
何度も繰り返していると「もっとテンポを速くしてもできそう。」な気分になれます。
テンポのつまみを時計回りの方向に動かすと、アップテンポになります。
ベースを幅広く動かしてアップテンポで踏めるようになれば、筋肉が鍛えられ、ダイエットの効果も期待できます。
オルタネーティングベースのトレーニングでダイエット
エレクトーンの専門用語のひとつにオルタネーティングベースがあります。
コードネームが「C」の場合は、根音「ド」と第5音の「ソ」を交互に演奏する、これがオルタネーティングベースです。
これをうまく活用すればエレクトーンのアレンジにもおおいに役立ちます。
ここでは、オルタネーティングベースを使ってエクササイズしてみたいと思います。
ベース鍵盤の1オクターブ上の「ド」と下の「ソ」を何度も交互に踏みます。
下の「レ」と下の「ソ」を何度も交互に踏みます。
上の「ド」と下の「ソ」を何度も交互に、上の「レ」と下の「ソ」を何度も交互に踏んでみましょう。
最後は上の「ド」で終わります。
これを何度か繰り返していると、ベースの位置が飛んでも自然に体で覚えられるようになります。
足を幅広く動かせるので、消費カロリーも増えることでしょう。
ベースの跳躍トレーニグでダイエット
オルタネーティングベースよりも、さらにベース鍵盤の跳躍で効率良くダイエットしましょう。
ベース鍵盤の下の「ド」から1オクターブ上の「ド」を交互に踏みます。
下の「ド」から上の「ド」までの距離が長いので、踏む音を間違えるかもしれません。
でも、これはエレクトーンを使ったエクササイズなので、間違えても気にしないで続けましょう。
さらに下の「レ」から上の「レ」、下の「ミ」から上の「ミ」まで、これを上の「ソ」まで続けてみましょう。
上手に踏めるようになったら、リズムとテンポを設定して合わせてみてはいかがでしょうか。
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