【エレクトーン用語】ベタ弾き・アカンパニメント・アタック・アルゴリズム

エレクトーンを楽しく演奏したい、でも専門用語が難しくて困ってはいませんか?
エレクトーンには音色の効果やリズム、演奏の仕方など数多くの専門用語があります。
そこで、エレクトーン初心者が最低限抑えておきたい簡単な専門用語を理解しておきましょう。

エレクトーン専門用語について【1】

ベタ弾き

エレクトーンのレッスンを受けている人なら、「ベタ弾き」の言葉の意味はもうご存知ですよね。エレクトーンではC・G7・Fなど、コードネームを押さえて伴奏をつけて演奏するシーンがよくあります。
伴奏を小刻みに弾くのではなく、ベタッとずっと押さえて弾く、これがベタ弾きです。
コード進行がC・G7・Fで4分の4拍子の曲だとしたら、1小節間に1つのコードネームを4拍の長さで押さえます。
拍子の場合は、1小節の長さが3拍ですから同じコードを3拍押さえるというわけですね。

アカンパニメント (ACCOMPANIMENT)


エレクトーン初心者が演奏を手軽に楽しめる機能として、アカンパニメント (ACCOMPANIMENT)がついています。
この機能を上手に使えば、ベタ弾きの伴奏で自動演奏で数多くの伴奏パターンが楽しめます。
ただし、アカンパニメンとはリズムとの連動によって機能します。
リズムを使わない時やリズムストップした状態では使えません。
アカンパニメントは、ギターで言えばアルペジオコードと同じ役割です。
ギターのように細かい伴奏をつけなくても、エレクトーンならベタ弾きでバリエーション豊かな伴奏がつけられるというわけですね。
アカンパニメントの操作・液晶画面の表示方法は、下記の通り。
【1】リズムのパネルからひとつ選びます。
【2】中央の液晶画面にリズムのメニューが表示されます。
【3】液晶画面の中の右側に4種類のアカンパニメントの中から1つ選びます。
【4】画面右上のPAGEよりCOND・INSTからページボタンでCONDを選択します。
【5】アカンパニメントのボリュームを適量に調節します。

アタック


アタック(ATTACK)とは英語では「攻撃」の意味ですが、エレクトーンではオルガンサウンドのフルートボイスの音の立ち上がりのことを指します。
とくにジャズオルガンの演奏では、アタックの機能をよく使います。
【1】液晶画面の右側にあるアッパーフルートボイス、またはロワーフルートボイスいずれか1つ選びます。
【2】画面の右上のPAGEにMENU・FOOTAGE・ATTACK・・と表示されています。
ページボタンでATTACKまで進みます。
【3】それぞれのアタックの度合いを適量に調節します。

アルゴリズム


アルゴリズムはコンピュータ用語ですが、エレクトーンではFM音源の音色のユニットのコンビネーションのことを指します。
アルゴリズムの種類は、エレクトーンの機種が進化するにつれて、その数がどんどん増えています。
今から30年以上前に発売されたヤマハエレクトーン HS-8ではわずか数種類、El-900以降の上機種では20種類以上とも言われています。
アルゴリズムと言ってもあまりピンと来ない感じですね。
エレクトーンEL-900には1つの音色につき9種類の音によって構成されています。
ただし、音色の種類により、アルゴリズムにはさまざまな違いがあります。
アルゴリズムの仕組みをよく知っておくと、ボイスエディット(音色に変化をつける作業)で役立ちます。
本物の楽器の音色に近いよりリアルな音色が楽しめるのも、実はこのアルゴリズムに秘密があります。
【1】音色を1つ選んでボタンを押します。
【2】ボイスエディットのボタンを押しながら【1】で選んだボタンを押します。
【3】アルゴリズムが液晶画面内の左側に表示されます。

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