エレクトーン本体の下の各部位の役割と操作方法

エレクトーン操作パネルの名称・役割・操作について、最後にご紹介するのは、エレクトーン本体の下のパーツです。
エレクトーンは鍵盤の上から下まで多彩な機能が搭載されていますね。

エレクトーン本体の下の各部位の役割と操作

右フットスイッチ【1】


一昔前のエレクトーンは、フットスイッチが左側にだけついていました。
でも、HS・EL・ステージアシリーズのエレクトーンでは、エクスプレッションペダルの右・左両方についています。
右側と左側のフットスイッチには、それぞれ役割に違いがあります。

右側にフットスイッチがついて理由は、何だかわかりますか?
右側のフットスイッチは、メモリー機能のあるエレクトーンのみに搭載された機能です。
その理由は、フットスイッチを右に軽く蹴るだけで、メモリーボタンを次の番号に変えることができるからです。

たとえは、番号が1のメモリーボタンを演奏の途中で2に変えるとします。
両手はしっかり演奏しているので、手が番号を変えるタイミングがつかめない、そんな時に右側のフットスイッチを使えば、番号が1から2に自動的に変わる仕組みです。

左フットスイッチ【2】

左側のフットスイッチは、リズムを止めたり、途中でフィルインを入れたい時に使います。
フィルイン、ドラムの経験がある人ならもうおわかりですよね。
定期的なリズムのパターンが続いた後に不規則なリズムパターンが1小節入る、これがフィルインです。

HSシリーズ以前のエレクトーンでは、左フットスイッチはリズムストップとフィルインのみでした。
ELシリーズ以降のエレクトーンでは、さらにグライド・トレモロの機能が新たに加わりました。エレクトーンの初級者も左フットスイッチをうまく活用すれば、プレイヤーレベルに近づけます。

スピーカー【3】


エレクトーンの操作パネルの上部には左右にモニタースピーカーがありますが、本体の下側にもあります。

エクスプレッションペダル【4】

エレクトーンの機種によっては、ペダルが2個ついているものもあります。
エクスプレッションペダルは、右側に位置するペダルです。
右足で深く踏み込むと音量が大きく、手前に引くほど音量が弱くなる仕組みです。エクスプレッションペダルがほぼ直角に近く上がったままの状態だと、音が出なくなります。

セカンドエクスプレッションペダル【5】

左側のセカンドエクスプレッションペダルは、2つの機能があります。
1つはピッチベンド機能、もうひとつはテンポをコントロールする機能です。
ピッチベンドは音程を微妙にずらす機能で、エレクトリック・ギターやシンセサイザーでよく使われる手法です。
エレクトーン初心者もセカンドエクスプレッションペダルを上手に使えばプロレベルの演奏に近づけます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です