右手・左手・両手でメロディーを弾く練習

エレクトーンのタッチトーンやベースの弾き方はマスターしたけど、そろそろ右手・左手が弾きたいと思ってはいませんか?
ここから先は、エレクトーンのメロディーを表現豊かに弾く練習に入っていきます。
今回は、右手・左手のそれぞれ5本の指を使って簡単なメロディーを弾く練習です。

右手で表現豊かに弾く練習

まずは右手の基本的なメロディーの弾き方から、バリエーションのつけ方まで楽しくマスターしましょう。

右手のトレーニング その1

右手のトレーニング その1では、右手の基本的な練習です。
エレクトーンの弾き方は、ピアノにはない独特の奏法としてタッチトーンが3種類あることはお伝えしましたね。
こごては基本的な練習なので、とくにアフタータッチを使わず、自然になめらかにメロディーをつなげるようなイメージで弾いてみましょう。

各府の上には右手の指使いを1・2・3~ 左手の指使いを楽譜の下に書いています。
右手の指使いは親指が1・人差し指が2・中指が3・薬指が4・小指が5と、それぞれ番号を振っています。
それではいよいよ右手のメロディーの練習スタートです。
オレンジ色の数字は、4分の4拍子のカウントをとるタイミングです。
青い文字は右手の指番号、左手は赤紫色の数字です。

【1】上鍵盤のドの位置からソの位置まで右手を軽く乗せます。
【2】ド・レ・ミ・ファ・ソ・ファ・ミ・レ~と2拍ずつ伸ばしてなめらかに演奏します。
【3】メロディーを2回繰り返して最後はドで終わります。最後のドの音は4拍伸ばしましょう。これが基本のメロディーです。
この練習のポイントは次の4つです。
・4分の4拍子の拍の取り方をマスターすること
・規則正しいテンポを保って演奏すること
・上鍵盤のドからソの位置を正しく覚えること
・メロディーをなめらかに (レガートに) 演奏すること

右手のトレーニング その2

今度は、元のメロディーに少し変化をつけてみましょう。
エレクトーンでは、既成の楽譜をただそのまま忠実に弾くだけではなく、メロディーを変化させて弾く奏法があります。
これをメロディーフェイクと言い、ちょっとしたアレンジが楽しめます。
ジャズピアニストの演奏を聴いていると、元のメロディーを変化させて豊かに表現していますよね。
ここでは、メロディーフェイクの練習のスタートです。

【1】元のメロディー、ド・レ・ミ・ファ・ソ~から最後まで、リズムを「タン・タタ・タン タタ」に変えます。まずはリズムのとり方・拍子のとり方を確認しましょう。
【2】右手のメロディーは元のド・レから ド・ドド・レ・レレ・ミ・ミミ・ファ・ファファ~となります。
【3】タン・タタのリズムでメロディーを2回繰り返して最後はドを4拍伸ばして終わりです。

右手のトレーニング その3

今度は、右手の元のメロディーにもう少し弾んだ効果をつけます。
楽しくスキップしているようなイメージで、タッカ・タン・タッカ・タン・・・これを繰り返します。

【1】まずはタッカ・タン・タッカ・タン・・・のリズムと拍子のとり方を確認しましょう。
【2】右手のメロディーをこのリズムに乗せると、ドッド・ド・レッレ・レ・ミッミ・ミ・ファッ・ファファ ~ と弾きます。
【3】2回繰り返して、最後はドを4拍分の長さで伸ばして演奏を終わります。

右手のトレーニング その4

今度は右手のメロディーをスタッカートで演奏してみましょう。
通常は、音部の長さの分だけ音を伸ばして(鍵盤を押さえて)演奏しますす。
スタッカートの場合は、1つ1つの音を短く切って演奏するので、通常の長さよりも半分ぐらい短くなります。
トレーニングその2・その3のリズムをそれぞれスタッカートで演奏しましょう。


トレーニング2・トレーニング3の楽譜と少し違うところがありますね。もう解りましたか?
音符の上に小さな点でついている、これがスタッカートの記号です。メロディーを短く切って弾くことで躍動感が出てきます。

左手でメロディーを弾く練習

左手のトレーニング

右手の練習が終わったら今度は左手の出番、右手はしばらくお休みです。
左手で演奏する時は、下鍵盤のまん中のドで弾きます。
右手が1オクターブ上のドの位置で演奏するので、左手は同じ位置に重ならないようにします。
まずは元のメロディーから演奏しましょう。左手の指番号は赤紫色の文字で書かれています。

【1】下鍵盤のまん中のドの位置からソの位置まで左手の五本の指を軽く乗せます。
【2】ド・レ・ミ・ファ・ソ・ファ・ミ・レ~と2拍ずつ伸ばしてなめらかに演奏する弾き方は、トレーニングその1の右手と弾き方と同じです。
【3】左手のメロディーを2回繰り返して、最後のドの音は4拍伸ばしましょう。
・同様にトレーニング2のタン・タタ・タン・タタのリズムで、左手で弾いてみましゅう。
・トレーニング3のタッカ・タン・タッカ・タンのリズムで、左手で弾いてみましょう。
・トレーニング2・トレーニング3を今度は左手でスタッカート奏してみましょう。

両手でさらに表現の幅を広げよう

両手でトレーニング

右手・左手と片手ずつの練習が終わったら、最後の仕上げに両手トレーニングです。

【1】トレーニングその1の元のメロディーを右手と左手で同時に弾きます。
基本の弾き方は、両手ともなめらかなレガート奏です。
【2】トレーニングその2を両手で弾いてみましょう。

【3】トレーニングその3を両手で弾いてみましょう。

【4】スムーズに弾けるようになったら、両手でスタッカート奏にチャレンジしてみましょう。

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