エレクトーンの基本の弾き方 イニシャルタッチをマスターしよう

エレクトーンはピアノと同じ鍵盤楽器の仲間ですが、エレクトーン独自の基本の弾き方があることをご存知でしょうか?
エレクトーンでカッコ良く演奏するには、タッチトーンをしっかりマスターしておきたいですね。
そこで、基本の弾き方であるイニシャルタッチの手指の使い方・音の強弱の表現・簡単なトレーニングについて解説します。

エレクトーンを弾く時の姿勢は?

エレクトーンの椅子は、ピアノの椅子とは違って背もたれがありません。
エレクトーンの椅子に座る時は、背筋をピンと伸ばすのが基本です。
前かがみになったり、後に反り返る姿勢をとると、足腰に負担をかけるので注意しましょう。

エレクトーンの基本的な弾き方は?

手指の使い方は?

エレクトーンの演奏の重要ポイントは、手指の使い方・脱力です。
左右10本の指のつけ根には関節があります。
その関節を中心軸として、5本の指の中に小さな卵が1つ入っているようなイメージで指を丸めて弾きます。

手指のイニシャルタッチで音の強弱を表現しよう

エレクトーンを弾く時は、音を瞬間的に鳴らすイニシャルタッチ、これはピアノと同じ奏法です。
鍵盤を叩く時にひとつひとつの指を高く上に上げるように意識して、鍵盤を思い切り叩くと強い音が出ます。

弱い音を表現する時は、ひとつひとつの鍵盤を上に高く上げる必要はありません。
鍵盤から手指を少し放した状態で、鍵盤に軽く触れる感じです。

イニシャルタッチのトレーニング

それでは、ここでイニシャルタッチの練習開始です。
音の強弱を手指の力だけで表現すトレーニングです。
まずは背筋を伸ばしてシャンとしましょう。
音色はピアノやエレクトリックピアノなど、減衰音の楽器を選びます。

1 右手を上鍵盤の1オクターブ上の「ド」の位置に置きます。鍵盤の位置を確認しましょう。
2 右手の5本の指を「ド・レ・ミ・ファ・ソ」の鍵盤の上に乗せます。
3 5本の指を鍵盤にくっつかないように少し放します。
4 最初は強いタッチから始めましょう。右手でゆっくりと「ド・レ・ミ・ファ・ソ」「ソ・ファ・ミ・レ・ド」の音を弾きます。
5 慣れてきたら、テンポを少しずつ速くして弾いてみましょう。
6 次に弱いタッチで右手で同じように弾いてみましょう。
7 右手の演奏をお休みして、次は左手です。
あとで両手演奏するので、左手は右手よりも1オクターブ低い「ド」の位置で弾きます。
8 左手で引けるようになったら、次は両手演奏です。右手・左手の指の位置を確認しましょう。
9 両手でゆっくり強く弾いて、少しずつテンポを速くします。
最初は強いタッチで、「ド・レ・ミ・ファ・ソ」「ソ・ファ・ミ・レ・ド」、次は弱いタッチで同じフレーズを弾いてみまししょう。
10 次に両手で同じフレーズを最初は弱く、だんだん強いタッチで弾いてみましょう。
これが上手に出来るようになったらエレクトーンのイニシャルタッチはもう大丈夫です。
ここまではピアノと同じ弾き方ですから、ピアノを経験した方はもうバッチリですね。

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